滝沢町四所神社の石灰岩
滝沢町四所神社の石灰岩の写真

 滝沢鍾乳洞の近くには滝沢小学校と四所神社があり,道路から四所神社の中に入ると写真のような形状の石灰岩が見られる.雨水が岩を溶食して創り出した,見事な自然の芸術作品といえよう.この露頭における形状の他,滝沢地区の石灰岩は分布についても特徴がある.石灰岩体は一般にブロック状の産状を呈することが多い.それに対して四所神社周辺の石灰岩体は,標高150m〜200m付近の南斜面に沿うようにして,1kmの範囲にわたって連続している.分布の方向は,秩父帯の一般的なトレンドと同じ東北東−西南西であり,立須の岩体とも連続している可能性がある.

(加藤国雄)