糸魚川―静岡構造線
糸魚川―静岡構造線の写真
黒川近辺の地図

(国土地理院 1:25,000 和田島)

 フォッサマグナの西縁である「糸魚川―静岡構造線」の露頭と考えられている.緑色がかった粘土質の部分は,断層作用によって破砕されてできた断層粘土である.この粘土と左上の岩石との境界が断層面で,西に30°〜40°傾斜している.右下の岩は風化されているが,10cmほどの厚さの砂岩を挟む砂泥互層で静岡層群に属し,所々に断層によって引きずられたと思われる跡が見られる.左上の岩は竜爪層群に属する粗面安山岩で,きわめて硬く,ハンマーで割ると灰色の白い結晶を観察することができる.なお,この付近には,平行して南北方向に走る断層が複数確認されている.

(青木克顕)