富士山南麓の炭化木群
炭化木群の写真 富士山南麓の地図

 富士山風祭川上流地域には、新富士火山中期の風祭火砕物層が分布している。本火山砕屑物中には大型の炭化木が存在する。本炭化木は、直立したものから、集積したものもある.直立したものはヒノキ属を主とし、非直立のものはヒノキ属のほかネズコ、モミ属、クリ、カエデ属、ケヤキなどからなる。この炭化木の炭素年代は4130±50yBPである.直立炭化木の存在などから当時の森林が火山砕屑物に覆われ蒸し焼きなったものと推定され、新富士火山の火砕流により森林が完全蒸し焼きとなったことが推定できる場所として、重要である。
(山本玄珠)